文字を目立たせる3つの方法(フチ・帯・影)

写真の上に文字を置くと、たいてい読みにくくなります。対処は3つしかありません。

なぜ埋もれるのか

サムネ文字
フチなし。左の明るい部分で白い文字が消えています。

写真は、明るいところと暗いところが混ざっています。白い文字は明るい部分で消え、黒い文字は暗い部分で沈みます。文字の色を変えても、写真のどこかに必ず同じ明るさの場所があります。

だから「文字の色を変える」では解決しません。文字と背景のあいだに、何かを挟む必要があります。

方法1:フチをつける

文字のまわりを線で囲みます。いちばん手軽で、写真も隠れません。

サムネ文字サムネ文字
黒フチ1色。左は読めますが、右の暗い部分でフチが背景に沈みます。

ただし1色だと不十分です。白文字+黒フチは、暗い背景では輪郭が消えます。2色重ねると、どちらの背景でも残ります。

サムネ文字サムネ文字サムネ文字
二重フチ(黒+赤)。明るい所でも暗い所でも輪郭が残ります。
太さの目安文字の高さの3〜5%。太すぎると字がつぶれます
向いている場面背景がそれほど複雑でないとき
向かない場面細い書体。フチに食われて読めなくなります

方法2:帯を敷く

文字の後ろに、色のついた四角を置きます。これがいちばん確実です。背景が何であっても、帯の上なら必ず読めます。

サムネ文字
帯を敷く。背景が何であっても確実に読めます。かわりに写真が隠れます。

かわりに写真が隠れます。人の顔や商品を見せたい場合は、帯を画面の下端や上端に寄せます。

色の選び方写真に使われていない色を選ぶ。迷ったら黒
向いている場面背景がごちゃごちゃしているとき。文字数が多いとき
向かない場面写真そのものを見せたいとき

方法3:影を落とす

文字の下に、少しずらした影を置きます。フチほど強くありませんが、字の形を変えずに浮かせられるのが利点です。

単体では弱いので、フチと一緒に使います。フチで輪郭を作り、影で奥行きを出す、という重ね方です。

サムネ文字サムネ文字
フチ+影。輪郭に加えて、少し浮いて見えます。

順番

迷ったら、この順で試してください。

  1. まずフチを2色。これで足りることが多い
  2. それでも読みにくければ帯。確実だが、写真が隠れる
  3. 最後に影。仕上げに少しだけ
⚠️ 3つ全部を強くかけると、かえって読みにくくなります。 フチが太く、帯があり、影も濃い——という状態は、輪郭が二重三重に見えて目が滑ります。 どれか1つを主役にして、残りは弱くしてください。
サムネ文字サムネ文字サムネ文字
⚠️ 3つ全部を強くかけた例。輪郭が重なって、かえって読みにくくなります。

サムネ文字メーカーでは、この3つを別々に調整できます。